シンガーソングライターのあいみょんさんが歌う「愛の歌」。
朝ドラ「らんまん」の主題歌として使用されており、幅広い世代に人気の曲ということで、「結婚式に使いたい!」と考える人も多いのではないでしょうか?
ただ、「みんなが知っているから」という理由で、安易にこの曲を結婚式に使うのは、ちょっと注意かもしれません。
そこで今回は、「愛の花」が結婚式に合う曲なのか、歌詞や込められた想いについて解説・検証していきます!
あいみょん「愛の花」は別れの歌?歌詞や込められた想いは?
朝ドラ「らんまん」の主題歌として人気のあいみょんさんが歌う「愛の花」。
朝にぴったりの爽やかで明るい曲調ですよね!
あいみょんさんへのインタビューによれば、この曲は、
「らんまん」のために依頼を受けて書き下ろした楽曲
とのこと。
つまり、事前に渡された「らんまん」の物語の内容からインスピレーションを受けて制作したということです。
NHKの朝ドラといえば、国民的番組ですよね!
そのため、幅広い世代に認知されている「愛の花」を結婚式に使いたいと思う方も多いでしょう。
確かに、「らんまん」は、主人公・槙野万太郎とその妻の寿恵子の”夫婦愛”を描いた物語。
ただ、モデルになった牧野夫婦がその後どうなったか?については、知っておく必要があります。
懸命に家族を支えつづけた妻は50代で先立ってしまうのです。
(※現時点でドラマは途中ですが、モデルになった牧野寿衛さんは55歳で他界しています。)
また、2人の間には13人の子供が生まれていますが、そのうち6人は病気などで亡くなっています。
明治や昭和の多産の時代では珍しくない事ではありますが、それだけ牧野夫婦は、多くの悲しみを乗り越えてきたということです。
あいみょんさんのインタビューによれば、
妻の寿恵子のための曲
だと語っています。
その上で、「愛の花」の歌詞をじっくりと見てみると、あまりハッピーとはいえない言葉も入っています。
私は決して今を憎んではいない
歪んだ雲が空を濁して
私の夢は全て置いてきたの
恋に焦がれた人は天の上
大切な人を失う未来なんて来ないで?
上記の通り、
- 苦労があったこと
- 大切な人を失う
- 2人は離れたところにいる
などを連想させる歌詞もあるのです。
そのため、結末を知っている人からすれば「別れの歌」と捉えられる可能性があることに注意が必要です。
あいみょん「愛の花」を結婚式に使うのは慎重に!
「らんまん」は主人公と妻の波瀾万丈な生涯を描いた物語ですが、「愛の花」は別れを連想させる場合があります。
そのため、結婚式に使うのは、慎重に行ったほうが良いでしょう。
来賓に親族や会社関係の方がいる場合は、特に気を使うものですから、家族やプランナーさんにも相談するのも1つです。
また、披露宴の歓談中のBGMの1つとして、さりげなく流すというものアリかもしれませんね。
ただ、「らんまん」は、妻が先立ってしまうというという悲しい結末はあるものの、
夫婦で苦楽を一緒に乗り越えていく
という意味では、「前向きな曲」と捉えることもできなくはありません。
らんまんの夫婦のように、これからの人生を「2人でたくましく生きていこう」という想いを込めるとすれば、あまり細かいことを気にせずに結婚式で流すこともできるのではないでしょうか。
いずれにせよ、後から「知らなかった!」ということにならないように、曲選びは慎重にしたいものですね。
まとめ
今回は、朝ドラ「らんまん」の主題歌「愛の花」について取り上げました。
結婚式に使用する曲としては、別れを連想させる可能性があるため、慎重に行ったほうが良いでしょう。
曲選びは結婚式の大切な演出の1つですので、プランナーさんや家族に相談しながら進めるのがおすすめです。
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