神木隆之介さんが主演を務める朝ドラ「らんまん」が人気ですね。
オープニングでは、あいみょんさんの「愛の花」の曲とともに、さまざまな草花が映し出されています。
終盤に「手に花を持った主人公が駆け寄ってくるシーン」がありますが、この最後の花は何なのでしょうか?
今回は、らんまんのオープニングの最後の花の名前や花言葉、その意味についても考察していきます!
【らんまん】オープニングの最後の花の名前はソナレノギク!
日本植物学の父と言われる牧野富太郎氏をモデルにした朝ドラ「らんまん」。
オープニングに起用されているのは、あいみょんさんの「愛の花」です。
明るくて優しい雰囲気の曲調に合わせ、植物学者の物語らしく、さまざまな草花が登場していますね。
映像の終盤で、神木隆之介さん演じる万太郎が持ってくる最後の花。
ぼやけていてはっきり見えませんが・・・
何という名前の花なのか気になりませんか?
こちらについては、演出を務める津田温子監督のインタビューから、
ソナレノギク(磯馴野菊)
という名前の花であることが判明しています!
映像の最後で、神木さん演じる万太郎が持ってくる花はソナレノギクです。
引用:スポニチ(2023/7/3)
このパートは昨年10月の高知ロケで撮影しました。
その名の通りキクの仲間で、紫色の花びらが特徴の可愛らしい花です。
ソナレノギク
— 長宗我部右衛門太郎盛親 (@tosa_morichika) December 30, 2021
投稿するのが抜かっていたゆえ、投稿。
秋の花。紫の色合いが品があり、好きな花。#TLを花でいっぱいにしよう pic.twitter.com/d6yRjKBSM6
主に、四国の西南部にのみ分布している「ソナレノギク」。
牧野博士の出身地である高知県の宿毛市・大月町周辺でも見ることができます。
「ソナレノギク」は、「ヤマジノギク」の変種で、海岸の岩場に生育。
そのため、名前に「磯」という言葉が入っているんだとか。
#羽生クラスタ植物部
— たてしま (@2LQoQAUczHhNU1l) November 7, 2019
ソナレノギク(磯馴野菊)
「磯に馴れる」→ソナレ
名前の通り、海岸に育つ野菊。
薄紫色(実際は写真よりもう少し淡い)の大きめの花がとても綺麗。
ヤマジノギクの変種らしい。
「クレイジー」色ですよね?✨ pic.twitter.com/JVDKZxc620
「ソナレノギク」は茎が太く、頭花が大きいのが特徴です。
四国の一部地域でしか見られないとのことで、とても貴重な品種ですね!
【らんまん】オープニングの最後の花は牧野博士が発見?
らんまんのオープニングの最後の花は、キク科の「ソナレノギク」ということが判明しました。
オープニングの重要なシーンで使われているということは・・・
牧野博士が見つけた新種なのでしょうか?
こちらについては、予想通り、
牧野富太郎博士により新種として発表された
ということが判明しています!
ヤマジノギクの海岸型で、四国西南部の海岸近くに生える。
引用:土佐の植物図鑑(https://kochi-tabi.jp/lp/botanical-guide/?area=west&id=22)
牧野富太郎博士により、大月町柏島産を基に新種として発表された。
茎は太く、高さ40〜100cmまで伸びる。
舌状の花は2cmほどで淡青紫色をしており、頭花は経4〜5cmと大きく美しい。
「おまんは誰じゃ?」という万太郎の声が聞こえてきそうですね。
【らんまん】オープニングの最後の花の花言葉の意味が深い!
牧野博士が発見した「ソナレノギク」。
オープニングの最後の花として使用されており、万太郎が誰かに差し出しています。
一体どんな意味が込められているのでしょうか?
そこで、オープニングの最後の花「ソナレノギク」の花言葉を調査しました。
しかし、残念ながら「ソナレノギク」の花言葉は特に無いことが判明しました。
一般的に花言葉は、必ずあるというわけではなく、宣伝や販売戦略のために意味を持たせることが多いようです。
ソナレノギクは野菊のため、販売等で花言葉が決められることはなかったのではないかと推測できます。
ただ、「ソナレノギク」とかなり近い仲間である「ヤマジノギク」には花言葉があります!
ヤマジノギクの花言葉は、
追憶、思い出
となっています。
ヤマジノギク'東洋ロマン'です。この時期のウチの売れ筋です。和風にも洋風にもマッチする花です^ ^ pic.twitter.com/3CuMUXPn2p
— 花重 京都 (@hanajyu8) December 15, 2022
見た目もかなり似ていますよね!
もしこの花言葉を引用するとすれば、
寿恵子にとっての万太郎との思い出
と考えられるのではないでしょうか。
というのも、テーマ曲である「愛の花」について、あいみょんさんは、
奥様(寿恵子)のイメージで書きました
引用:エンタメRBB(2023/6/29)
とインタビューで語っています。
さらに、「らんまん」のオープニングの最後のシーンについて、演出の監督は、
万太郎が大切な人=寿恵子に花を差し出している
と思いを語っています。
このパートは昨年10月の高知ロケで撮影しました。
引用:スポニチ(2023/7/3)
このカットは大切なひと、万太郎にとっては寿恵子が画面の先にいることをイメージして演じていただきました。
テーマ曲が「寿恵子の目線の歌」であり、最後のシーンも寿恵子に花を渡しているとすれば・・・
やはりこのシーンは、「万太郎との思い出・追憶」と読み取るのが自然ではないでしょうか。
植物学者への夢に突き進む万太郎を支えるため、たくさん苦労もした寿恵子。
しかし、最後に思い出されるのは「笑顔で生き生きとした万太郎」・・・。
波瀾万丈な牧野夫婦の愛情の深さを物語っている、明るくも切ないオープニング映像ですね!
まとめ
今回は、朝ドラ「らんまん」のオープニングの最後の花の名前や花言葉などについてご紹介しました。
最後の花の名前は、「ソナレノギク」ということが判明しています。
花言葉こそ特定されていないものの、似た品種では「思い出」「追憶」などと故人を偲ぶような花言葉が付けられています。
万太郎と寿恵子の愛の深さを物語っているオープニング映像なのでしょうね。
主題歌の「愛の花」については、こちらの記事でも解説しています!
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