朝ドラ「ブギウギ」に、「水城アユミ」という天才少女が登場します。
この少女の正体は、なんと「大和礼子」と「股野義夫」の一人娘でした。
一方で、水城アユミという人物が、あの「美空ひばりがモデルではないか?」と噂されています。
そこで今回は、
- 大和礼子の娘は実在してる?現在は?
- 美空ひばりと関係ある?
について詳しく解説していきます!
【ブギウギ】大和礼子の娘(子供)として水城アユミが登場
朝ドラ「ブギウギ」の終盤、「水城アユミ」という天才少女が登場します。
スズ子を尊敬する若手の歌手というキャラクターですが、実は、あの大和礼子の娘だったのです。
大和礼子(蒼井優)は、USKの初代トップスターで、桃色争議の責任をとって退団。
その後は、ピアニストの股野義夫と結婚しますが、出産時に亡くなってしまいました。
ブギウギでは、橘アオイ(翼和希)が大和礼子の葬儀で、まだ赤ちゃんだった娘にこんな言葉を投げかけました。
「きっと歌と踊りの天才になるわ、あんた」
まるで伏線を回収するように、「水城アユミ」として世間の注目を浴びる若手歌手として成長していたのです。
残酷にも、スズ子のライバルのような存在となるため、「美空ひばりがモデル?」などと推測する声が上がっています。
【ブギウギ】大和礼子の娘(子供)は実在する?現在は86歳の一般人
この大和礼子の娘とは、実在する人物なのでしょうか?
ブギウギで蒼井優さん演じた大和礼子のモデルは、元OSKトップスターの「飛鳥明子さん」と言われています。
そのため、「大和礼子の娘=飛鳥明子さんの娘」ということになりますね!
”トゥダンスの名手”として名を馳せた飛鳥明子さんの娘さんとは、一体どんな方なのでしょうか?
その才能を受け継ぎ、ダンサーや歌手として活躍されていてもおかしくありません。
そこで、飛鳥明子さんの娘さんについて調べたところ・・・
実在はされているものの、
全くの「一般人」ということが判明しています!
芸能人じゃなかったわん!
ただ、朝ドラ「ブギウギ」の反響もあり、2023年11月に新聞のインタビューを受けておられました。
飛鳥明子さんの一人娘がこちらの、
「土井嘉子さん(86歳)」です!
現在、大阪府四条畷市にお住まいの土井嘉子さん。
2023年のインタビュー当時は86歳とのことですが、とても若々しくいらっしゃいますね。
土井嘉子さんは、ドラマの大和礼子と同じように、生後8ヶ月の時に母親(飛鳥明子さん)を結核で亡くされています。
妊娠中から結核を患っており、まさに命懸けの出産だったそうです。
飛鳥明子さんは、まだ29歳の若さでした。
そのため、生前の母の姿を知ることはほとんどなく、写真や関係者からの話でしか、母の存在を感じることはできなかったそうです。
なお、飛鳥明子さんの夫(土井嘉子さんの父)は、ギタリストの片野実雄さん。
ブギウギの股野義夫のモデルとされる人物です。
飛鳥明子さんが亡くなった後は、ギタリストの父と、継母の元で育った土井嘉子さん。
実は、母と同じ「バレエダンサー」を目指した時期もあったそうです。
18歳の時に「西野バレエ団」に入団してレッスンを受け始めると、すぐ上のクラスへの進級を打診されたんだとか。
やはり、嘉子さんにも、母親ゆずりの才能があったことは間違いないでしょう!
一方で、高額なレッスン料が家計の負担になってしまい、嘉子さんのバレエの道は閉ざされてしまいます。
残念だわん・・・。
その後、嘉子さんは結婚され、男の子と女の子を出産されました。
女の子の方には、母親と同じ「明子」という名前を付けたそうです。
長年、母が所属していたOSK日本歌劇団との交流はなかったそうですが、2022年の「OSK日本歌劇団創立100周年記念式典」には、長男の孝司さんと共に出席されています。
土井嘉子さんは、朝ドラ「ブギウギ」をみて、心の奥にしまっていた母・飛鳥明子さんへの思いも強まったと話しています。
「ブギウギのラインダンスは素晴らしかった」「OSKはこれからもっともっと伸びてくと思う」とも話されていました。
【ブギウギ】大和礼子の娘(子供)と美空ひばりの関係は?
ブギウギに登場する大和礼子の娘「水城アユミ」は、美空ひばりがモデルと予想する声が多く上がっています。
「水城アユミ」という人物の立ち位置から見ても、「美空ひばり」を意識して作られたキャラクターというのはほぼ確実と考えられます。
ただ、実在する人物に当てはめると、大和礼子の娘(子供)は一般の方。
しかも、出身地も全く違います。
そのため、大和礼子の娘=美空ひばりというのは無理があり、「美空ひばりとは全く関係がない」という可能性が高いでしょう。
ただ、1つだけ共通点がありました。
実は、先ほどご紹介した「土井嘉子さん」と「美空ひばり」は同級生。
「2人ともが1937年生まれ」という共通点があったのです。
ちょうど年齢が同じだったんだね!
それでは、美空ひばりを彷彿とさせる「水城アユミ」というキャラクターに、「大和礼子の娘」という設定を持ってきた理由はなぜなのでしょうか?
ここからは、ブギウギの脚本の狙いを考察していきます。
当時、美空ひばりさんは、笠置シヅ子さんのモノマネで人気を博していきました。
一方で、そんな美空ひばりさんと笠置シヅ子さんの間には、様々なトラブルや確執があったとされています。
笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの共演歴が少ないは、何か大人の事情があったのかもしれません。
しかし、あと数日のドラマ内で、そこまでのエピソードは描ききれない(描かない?)はず。
そのため、水城アユミという人物に、「大和礼子の娘」という設定をつけたのは、
福来スズ子の「歌手引退劇」を穏便に描くため
という狙いがあるのではないでしょうか。
大和先輩は、スズ子にとって憧れの人であり、舞台の基本を教えてくれた人物です。
そんな大和礼子の娘と、スズ子がバチバチにやり合うはずがありません。
「世代交代」という形で、才能あふれる若手の歌手に、潔くバトンタッチ・・・という流れになるのではないでしょうか。
この流れには、飛鳥明子さんの娘さんもびっくりかも!
ブギウギの最終回や終わり方については、こちらの記事でご紹介しています。
晩年の笠置シヅ子さんについては、こちらの記事でご紹介しています。
まとめ
今回は、朝ドラ「ブギウギ」の大和礼子の娘について取り上げました。
大和礼子の娘のモデルは実在する方ですが、その方は全くの一般人で、美空ひばりとは関係がないことがわかっています。
水城アユミを演じる吉柳咲良さんについては、こちらの記事でご紹介しています。
ブギウギの愛子の現在については、こちらの記事でご紹介しています。
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