今回は、朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン・スズ子の同期の桜庭和希(桜庭辰美)。
家庭の事情はありながらも、スズ子・リリーと共に切磋琢磨しながら稽古に励んでいます。
そんな桜庭和希には、モデルが実在しているのでしょうか?
【ブギウギ】桜庭和希(さくらばかずき)の役どころ
笠置シヅ子さんをモデルにした物語「ブギウギ」。
趣里さん演じるヒロインスズ子の仲良し同期として登場するのが、
桜庭和希(本名:桜庭辰美)
です。
そんな和希の役どころは、
- 不器用な頑張り屋
- 実家は畳屋
- 母親が入院中
ということで、貧しい家庭ながらも、実直に稽古に励むキャラクターです。
桜庭和希は劇団では「男役」。
しかし、同じ男役で人気の後輩・秋山美月と比較されて落ち込みます。
ちなみに、秋山役は、「バブリーダンス」でセンターを務めていた元女子高生「伊原六花」さんです。
いくら頑張っても芽が出ないことが辛くなり、「劇団を辞めたい」とまで言い出す和希でした・・・。
【ブギウギ】桜庭和希のモデルは実在する?
ブギウギの桜庭和希には、モデルがいるのでしょうか?
ドラマのプロデューサーによれば、「いろいろなキャラクターを参考にしている」とのことです。
結論から言ってしまうと、桜庭和希には、明確はモデルはいないということになります。
しかし、参考にしたと思われるスターの中には、桜庭和希に近い人物がいます。
詳しく見ていきましょう!
USKの序列をおさらい
桜庭和希のモデルを紹介する前に、現在のUSK(梅丸少女歌劇団)の序列から見ていきましょう!
このように、大トップとして「大和礼子」「橘アオイ」が君臨。
その次に娘役「リリー白川」、男役「秋山美月」が並びます。
そして、「スズ子(娘役)」、「桜庭和希(男役)」はまだ脇役というポジションになっています。
2人にも頑張って欲しいですね!
桃色争議後は世代交代へ
しかし、「桃色争議」と言われるストライキでこの構図が変わっていきます。
ストライキの責任をとって、トップ2人が退団することになり、世代交代となるのです。
USKのモデル「松竹楽劇部」でも、桃色争議によってスタークラスの劇団員を大量に失うこととなりました。
具体的には、大和礼子のモデルと言われる「飛鳥明子」は退団処分。
ストライキの発端となった「ターキー」こと、東京の姉妹劇団の「水の江瀧子」は、謹慎処分となります。
その後は、残った
- アーサァ美鈴
- 笠置シヅ子
- 柏ハルエ
らがスターとして台頭していくというわけです。
さらにその後は、若手の秋月恵美子らがスターとして売り出されていきます。
図に表すとこんな感じですね!
桜庭和希のモデルは2人いる?
この中で、ドラマの「桜庭和希」のキャラクターと近いと思われのが、
アーサァ美鈴
柏ハルエ
です。
この2人は、初代の男役トップスターとなります。(東京の「ターキー」に対抗する形)
そのため、「どちらかが橘アオイ先輩のモデルでは?」とも言われています。
そんなアーサァ美鈴と柏ハルエは、笠置シヅ子と共に、3人で劇団を立て直すために奮闘していきます。
アーサァ美鈴は同期、柏ハルエは後輩にあたります。
- シヅ子の2歳年下
- シヅ子の同期
- 男役トップスター
- 「西のアーサー、東のターキー」と呼ばれるほど人気を博す
- シヅ子の1歳年上
- シヅ子の3年後に入団=後輩
- 男役トップスター
- シヅ子の歌手デビュー作「恋のステップ」のB面「いぢわるもの」担当
この「3人」という構図から、ドラマの同期3人とリンクしますね!
ただ、2人ともが「男役」という点がドラマとは異なるところ。
そのため、桜庭和希は、アーサァ美鈴と柏ハルエをミックスした役になっているのではないかと推測できます。
2人を参考にした、ドラマのオリジナルキャラクターの可能性が高いでしょう。
3人組は、その後はどうなったのかというと、昭和13年に笠置シヅ子が上京。
アーサァ美鈴・柏ハルエも同じ頃に退団したようです。
まとめ
今回は、朝ドラ「ブギウギ」の桜庭和希(桜庭辰美)のモデルが実在しているのかについてご紹介しました。
明確なモデルは公式発表されていませんが、笠置シヅ子とともに劇団を盛り上げた「柏ハルエ」「アーサァ美鈴」を参考に設定されたオリジナルキャラクターである可能性が高いと言えます。
ただし、今後さらに桜庭和希のキャラクターが描かれていくことがあれば、似た人物が特定できるかもしれません。
その際には、追加で情報を載せていきますので、お楽しみに!
コメント