笠置シヅ子さんをモデルにした朝ドラ「ブギウギ」。
羽鳥先生の2000曲記念ショーで、茨田りつ子(菊地凛子)や福来スズ子(趣里)がサプライズで「ラインダンス」を踊るシーンがあります。
これは、ドラマ上の演出ではなく、史実に基づいた実話。
実際に、笠置シヅ子さんや淡谷のり子さんらが、服部先生のために「一夜限りのラインダンス」を披露したのです!
今回は、そんなエピソードを画像とともにご紹介していきます。
「ブギウギ」でサプライズのラインダンス!
趣里さんが主演を務める朝ドラ「ブギウギ」。
「羽鳥善一作曲二千曲記念ビッグパーティー」の余興を頼まれたスズ子(趣里)は、「ラインダンス」を踊ることを思い付きます。
当日、茨田りつ子(菊地凛子)が代表曲「別れのブルース」をしっとり歌い上げた後・・・
一気に煌びやかな衣装に転換!
そして「東京ブギウギ」の曲に合わせて、スズ子たちと「ラインダンス」をサプライズで披露します。
この演出に興奮した羽鳥先生(草彅剛)も壇上に上がり、女性たちと一緒に踊り出す・・・という展開に。
茨田さん・・・今までのイメージとのギャップがすごい!
【画像】淡谷のり子・笠置シヅ子らがラインダンスを披露した実話とは?
ブギウギで描かれるこの「ラインダンス」のシーンは、実話が元になったエピソードでした。
昭和26年(1951年)11月に行われた「服部良一2000曲記念ショー」のフィナーレ。
服部先生にゆかりのある7名の女性が「服部良一リズムシスターズ」としてラインダンスを披露したのです。
その中に、笠置シヅ子さんや淡谷のり子さんも参加していたんですね!
当時の貴重な画像がこちらです。
頭に大きなリボンをつけて、ミニスカートにハイヒールの女性たち。
笠置シヅ子さんは「右から2番目」、淡谷のり子さんは「左から3番目」です。
※左から「山本和子さん」「山本照子さん」「淡谷のり子さん」「渡辺はま子さん」「小川静江さん」「笠置シヅ子さん」「服部富子さん」の順。
昭和26年という時代に、かなり攻めた衣装で驚きます。
ちなみに、当時、笠置シヅ子さんと淡谷のり子さんは一体何歳だったのでしょうか?
調査したところ、
- 笠置シヅ子さんは37歳
- 淡谷のり子さんは44歳
だったことがわかりました。
この年齢で、足を上げるラインダンスは体力的にもかなり大変だったはずです。
楽曲を提供してくださっていた服部良一先生への愛を込めて、一生懸命踊ったのでしょうね!
服部先生は自叙伝で、「(この時のラインダンスが)涙が出るほど嬉しかった」と当時の気持ちを語っていますよ。
この時のラインダンス、映像で見てみたかったわん!
「OSK日本歌劇団(元:松竹楽劇部)」の名物ダンスを披露したということは、ドラマと同じように、笠置シヅ子さんが発案した可能性が高いでしょう。
一糸乱れぬダンスで話題になったブギウギの「USK時代のラインダンス」の動画はこちらで紹介しています!
まとめ
今回は、淡谷のり子さんや笠置シヅ子さんらが踊った「ラインダンス」のエピソードについてご紹介しました。
服部良一先生の記念コンサートの最後に、サプライズで登場した女性たちが「ラインダンス」を踊っていたことがわかりました。
素敵なエピソードなので、朝ドラ「ブギウギ」でも取り上げられたんですね!
ブギウギで茨田りつ子役の菊地凛子さんのダンス歴については、こちらの記事で紹介しています。
また、同時期に発生した笠置シヅ子さんへの脅迫・誘拐未遂事件についてはこちらの記事で紹介しています。
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