朝ドラ「ブギウギ」が香川編へと突入しました。
香川では、白壁こと「治郎丸家」の法事に呼ばれ、鈴子はそこで衝撃の事実を知ることになります。
この治郎丸家は、実在するモデルがあるのでしょうか?
【ブギウギ】治郎丸家(白壁)は香川の地主!
趣里さんがヒロインを務める朝ドラ「ブギウギ」。
第4週の「ワテ、香川に行くで」では、生まれ故郷の香川が舞台に!
今日は「香川編」に登場するキヌさん、治郎丸さん、トシさんと、ある事情で銭湯「はな湯」にやってくる女性・光子さんをご紹介しました。
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) September 7, 2023
香川編はモデルの笠置シズ子さんの出生地、香川県東かがわ市と丸亀市でロケを行いました。美しい風景をどうぞお楽しみに💃#ブギウギ pic.twitter.com/X5WJk8CCXM
ある家の法事に呼ばれた鈴子は、そこで衝撃の真実を知ってしまうのでした。
その法事が行われたのは、
治郎丸(じろうまる)
という家で、白壁の大きなお屋敷。
その当主は、石倉三郎さん演じる治郎丸和一(じろうまるかずいち)です。
和一は、スズ子の母方祖母・トシの幼なじみで、「スズ子のファン」だと言います。
しかし、どうもおかしい様子・・・。
そんな和一の妻は、治郎丸ミネ(湖条千秋)。
そして夫婦の一人息子は、治郎丸菊三郎(じろうまるきくさぶろう)。
菊三郎は、若くして病死しており、今回はその菊三郎の法事(17回忌)だったのです。
この治郎丸家は、地主で、地域の顔役として名が知れている名家という設定。
スズ子の母方の実家は手袋工場を営んでおり、治郎丸家からお客さんをよく紹介してもらっているという関係性でした。
【ブギウギ】治郎丸家(白壁)のモデルは香川に実在する?
この「白壁」こと治郎丸家にはモデルが実在しているのか気になりますね!
調査したところ、
三谷家(みたにけ)
がモデルである可能性が高いことが判明しています。
結論から言ってしまうと、スズ子のモデル・笠置シヅ子は、三谷家の血筋。
法事が行われていた「治郎丸菊三郎」とは、スズ子の本当の父親なのです。
笠置シヅ子氏の評伝によれば、治郎丸家のモデル三谷家は、香川県東かがわ市(旧引田町)の豪農で、製糖業を営んでいたそうです。
「治郎丸和一」のモデルは、その当主であった「三谷栄五郎」という人物だと思われます。
この三谷栄五郎は、「漢学者」でもあったそうです。
三谷栄五郎の妻は、自宅で「和裁教室」を営んでいました。
そして、一人息子の治郎丸菊三郎のモデルは、
三谷陳平
で、郵便局で勤めていました。
まとめると、
- 治郎丸和一 ⇨ 三谷栄五郎
- 治郎丸ミネ ⇨ 三谷???
- 治郎丸菊三郎 ⇨ 三谷陳平
ということになります。
そして、笠置シヅ子は、この三谷陳平と、三谷家に住み込んでいた谷口鳴尾(たにぐちなるお)の間に生まれた子供だったのでした。
※谷口鳴尾が「西野キヌ(中越典子)」のモデルと思われます。
しかし、結婚を反対され、谷口鳴尾は三谷家を追い出されてしまいます。
そのため、谷口鳴尾は未婚のまま実家で出産することに・・・。
当時はまだ10代で経済力もなかったことから、ご縁があって近所の亀井家(ツヤの実家モデル)の子供として育ててもらうことになったのでした。
そんな予感はしていましたが、複雑な生い立ちですね。
笠置シヅ子の家系図をまとめるとこのようになります。
上記の通り、シヅ子が生まれて翌年に、三谷陳平は25歳の若さで亡くなってしまいます。
一人息子が亡くなってしまい、跡取りがいなくなった三谷家は、そこで途絶えた可能性が高いでしょう。
ただ、東かがわ市には、現在も「三谷」の名前を掲げた砂糖の老舗店があります。
笠置シヅ子の父方実家・三谷家とも関わりがあるかもしれません。
ドラマでは大きなお屋敷でしたが、実際、三谷家は「長屋門」のある家だったそうです。
ブギウギで治郎丸家のロケ地として使われたのは、香川県の文化財でした。
笠置シヅ子が、自分が養女だと知るまでの経緯については、この記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は、朝ドラ「ブギウギ」に登場した白壁こと香川の治郎丸家について取り上げました。
実在のモデルとしては、笠置シヅ子の実父の実家「三谷家」である可能性が高いと思われます。
複雑な家族関係に、スズ子はどんな思いを抱くのでしょうか・・・。
引き続き、ブギウギに注目していきましょう!
コメント
コメント一覧 (1件)
東かがわ市にある伝統和三盆の三谷製糖本社は笠置シズ子さんの生誕地に近いところにあるので縁戚であろう。シズ子実父の直系かどうかは分からない。